応援していた芸能人が亡くなってしまったら、一ファンとしては大きなショックを受けることでしょう。とはいえ、いくらファンだとしてもお別れ会に勝手に参加できる訳ではありません。

お別れ会は人の死に関する催しです。芸能人とファンという関係であってもお客さま気分は慎み、しっかりとマナーを守って参列するようにしましょう。

一般人が芸能人のお別れ会に参列することはできる?

芸能人のお別れ会に大勢のファンが訪れた、というのはしばしばニュースで報道されますが、誰でもお別れ会に参列できる訳ではありません。

芸能人のお別れ会で、一般のファンが参列できるのは、公式に一般参列者を受け付けている会や式であることが大前提です。

芸能人の場合、亡くなって葬儀が行われてから1~2ヵ月経ってからお別れ会が行われることが多く、一般ファンの参列を受け付ける場合は公式サイトや新聞などでその旨が発表されます。参列するときは、その内容をよく読んでおくようにしましょう。

逆に言えば、公式の案内がなければ一般人が参列することはできません。「芸能人であれば必ずお別れ会が開かれる」という訳ではないですし、もしお別れ会があると報道されても公式の案内がなければ押しかけてはいけません。

参列するときのマナー

公式の案内で注意事項などが書かれているときは、必ずそれに従うのがマナーです。具体的な指示がない場合、黒など落ち着いた色合いの服装で参列するようにします。

喪服を着る必要はありませんが、だからといって故人を偲ぶ場に派手過ぎる、カジュアル過ぎる服装で行くのはマナー違反です。会場では一般参列者が手を合せたり、献花ができるようブースが設けられていることが多いので、案内に従って動きます。

また、会場周辺や同じく参列する人達に迷惑にならないよう、公共交通機関を利用するようにしましょう。

香典は必要なの?

芸能人のお別れ会は、通常と違い不特定多数の人が大勢参列するため、基本的に香典は用意しません。持って行ってもファンからの香典は辞退されることが一般的なので、持参しないようにしましょう。供花は事前に公式のお知らせなどを確認して、必要に応じて用意しましょう。

マナーを守ってお別れを

亡くなったのが芸能人であっても、お別れ会は故人を偲ぶための会です。

そして開かれるのが当たり前のものではなく、ファンと故人が最後に交流できるよう、遺族が善意で開いてくれた会だということを忘れてはいけません。

遺族に無用の負担をかけないためにも、参列するときは公式の案内をしっかりチェックし、マナーを守るようにしましょう。

監修者

記事監修者

株式会社キノヤマ代表の山上 芳範。
キノヤマでは、故人をお見送りするのに相応しい、さまざまなプラン・スタイルのお別れ会やセレモニーをご提案。心に遺るお葬式となるよう、全力でフルサポートいたします。